キンモクセイの透かし剪定のやり方〜植木屋のレクチャー#2〜
キンモクセイの花を楽しみながら美しい樹形を保つコツとして動画にまとめてみました。
キンモクセイは成長が早く、放っておくと枝が混み合い、樹形が乱れやすい樹木です。しかし、剪定の時期や方法を間違えると、その年の秋に花が咲かなくなることもあります。
キンモクセイについて
剪定に適した時期
おすすめ:花が終わった10月下旬~11月頃
花後に剪定すると、不要な枝を整理しながら樹形を整えることができます。
軽い剪定:3~6月
徒長枝(勢いよく伸びた枝)や枯れ枝を取り除く程度なら問題ありません。ただし、切りすぎには注意が必要です。
避けたい時期:7~9月
この時期には翌年ではなくその年の秋に咲く花芽が作られています。強く剪定すると花芽を切り落としてしまい、花付きが悪くなります。
剪定のポイント
① 徒長枝を付け根から切る
真っ直ぐ勢いよく伸びた枝は、樹形を乱す原因になります。
枝分かれしている位置まで戻して切ることで、自然な樹形になります。
② 混み合った枝を間引く
キンモクセイは枝葉が密になりやすいため、
- 内側へ向かう枝
- 交差している枝
- 枯れ枝
- 細かく混み合った枝
を取り除き、風通しを良くします。
③ 刈り込みすぎない
生垣のように表面だけをバリカンで刈り込むと、枝葉が外側だけに茂り、内部が枯れやすくなります。
また、毎年強く刈り込むと、花付きも悪くなりやすくなります。
大きくなりすぎた場合
樹高を下げたい場合は、一度に短く切り詰めるのではなく、2~3年かけて少しずつ高さを落とすのがおすすめです。
急激な強剪定は樹木への負担が大きく、樹形も乱れやすくなります。
蒼生苑(小晴)の剪定の考え方
キンモクセイは「小さくする」ことだけを目的に剪定するのではなく、樹木本来の美しい枝ぶりを活かすことが大切です。
私たちは、
- 必要以上に切りすぎない
- 自然な樹形を保つ
- 風と光が通るよう枝を整理する
- 翌年も花を楽しめるよう花芽に配慮する
ことを心掛けています。
一度きれいに整えた樹木は、その後の管理もしやすくなり、毎年美しい花と豊かな香りを楽しめるようになります。
> 剪定の施工事例はこちら
ワンポイント
キンモクセイは「切る木」ではなく「透かす木」という意識で剪定すると、美しい樹形と花付きの両方を維持しやすくなります。
表面だけを整えるのではなく、枝を一本ずつ見極めながら間引くことが、美しく仕上げるコツです。




コメント